動画のフレーム間引きについて

※2018/10/15: 記事を更新した

動画サイトでアニメ等を見ているとなんだか動画がカクカクしていてすごく見づらいことがあると思います。
これはオリジナルのフレームの後に余計なフレームが連続しているのが原因です。
このフレーム重複の殆どがエンコードの際に発生しています。

例えば、24fps（約5秒120f）で制作した映像を30fpsでエンコードします。
すると、フレーム数は120fから30f増加し150fになります。
単に再生速度（フレームレート）だけを変更すればフレーム数の増加は起きません。

実際に重複している動画を例に挙げます。

上の動画を見てみると一目で重複しているのがわかると思います。
これは同じフレームが4フレームも連続しているためです。
フレーム間引きはこの重複フレームを間引くことで本来の滑らかな動きに戻すのが目的です。

次に間引きした動画を例に挙げます。

オリジナル (97f)

間引き後 (97f -> 62f)

これは「Golden Marriage -Jewel Days-」OP (GoldenMarriage_JewelDays_OP.mp4) の1シーンです。
間引き後の動画は滑らかな動きに戻りました。

間引ける動画リスト

タイトル	ファイル名	間引き後のfps
ぽぽたん (DVD)	popo_op.mpg	7.5/15
エーテルの砂時計 ～ANGEL TIME～	ether_demo.mpg	12
黒の歌姫	op_demo.mpg	12/18/24
死妹人形	死妹人形OP New.mpg	15
プリズム・アーク 〜プリズム・ハート エピソード2〜	prismark.mpg	18/24/30
School Days HQ	SCHOOL_DAYS_HQ_Op_Kotonoha.mpg	24
グリザイアの果実	gri_ad_full.mpg	24/30

動画のフレーム間引きの練習をする際にソースとして使える動画リストです。
※全て公式配信されていますがアダルトゲームのため注意してください。

上記の動画は私がエンコードに傾倒していた頃に実際に編集してエンコードしました。
なおエンコードした動画を保存していたHDDのデータが消えたため、今は間引き後の動画を確認することができません。
普段テレビ番組しかエンコードしていない人はタイムコードを作成する際にソースのフレームレートに注意してください。

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